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2007年10月

A Bigger Bang

アルバムレビュー

  • Artist : Rolling Stones
  • Released : September,2005
  • Producer: Don Was/Grimmer Twins

A Bigger Bang

1. ラフ・ジャスティス
2. スローで行こう
3. イット・ウォント・テイク・ロング
4. レイン・フォール・ダウン
5. ストリーツ・オブ・ラヴ
6. バック・オブ・マイ・ハンド
7. 彼女の視線
8. ビゲスト・ミステイク
9. 虚しい気持ち
10. Oh No、ノット・ユー・アゲイン
11. デンジャラス・ビューティー
12. 孤独な旅人
13. スウィート・ネオ・コン
14. 猫とお前と
15. ドライヴィング・トゥー・ファスト
16. インフェミー

これの前に出されたアルバム『Bridges To Babylon』はCD以降のストーンズのアルバムの中では最高傑作と言っても過言ではない位、魅力的なアルバムだった。ただし、ミック・ジャガーとキース・リチャーズがお互いにソロでCDを出す予定を変更してのリリースであったので、ミック・ジャガー主導とキース・リチャーズ主導と、曲ごとに明確に分かれてしまっていたことが少々ストーンズファンとしては不満の残る内容ではあった。バンドサウンドとしてのローリング・ストーンズの終着点はさらにその前の作品『Voodoo Lounge』だと思っていた。しかし、バンドサウンドとなるとアットホームな感じで緊張感がなくなり少し緩慢な印象を受ける。それがいい方にでているのは『Exile On Main St.』というストーンズの中でも最高峰のアルバムがあるが到底追いつくことは不可能である。

さて、『Bridges To Babylon』以降、ストーンズはオリジナルアルバムを出さなくなり次に出したのが結成40周年記念アルバム『Forty Licks』となり、そのアルバム発売後に世界ツアーを行ったが、今まで行った事のない国まで廻ったツアーであったので、いよいよ引退前に世界旅行でもしたのかと思っていた。

ところが、2005年の初頭であったと思うがローリング・ストーンズのニューレコーディングの噂が飛び込んできた。とても、ミックとキースが仲良く作るとは思えなかったが、前作『Bridges To Babylon』路線であるならば、新機軸を発展させた形となって楽しみに思えた。が、蓋を開けてみると完全に予想を裏切られた。しかも、かなりいい方向に裏切られた。

昨今のアルバムはミックとキースのお互いに仲のよいミュージシャンを連れてきて大所帯でアルバムをレコーディングしている風景が思い浮かべられる。また、ミックとキースが別々に作りあげている曲も多いためキースが欠席する曲も少なからずあった。しかし、このアルバムをどの曲を聴いてもミックとキースががっぷりと組んで作り上げてきたのがよく分かる曲ばかりである。しかも、ゲストミュージシャンはほとんど起用されていない。アル中でロン・ウッドがしばらく参加できなかったためオリジナルストーンズのミック、キース、チャーリーだけの曲もある。ところが、それだけメンバーを絞っていてもどの曲も奇跡と言っていい位、音に厚みや深みがある。個人的にはロン・ウッドは大好きだがロン・ウッドがいない分キースが大活躍してロン・ウッドが奏でるさわやかなソロが少ないためどの曲もタイトで緊張感のあるど真ん中のロックである。先に書いたとおりローリングストーンズの場合、バンドを重視したサウンドとなると緊張感が薄くなりだれてしまうパートも出てくるのだが、このアルバムは違った。各曲の時間も『Streets Of Love』以外はどれも5分をきっており、3分か4分でシンプルにまとめられている。それ故に16曲もあるが、だれることなく一気に聴くことができる。ミックとキースの仲の良さはキースのヴォーカル曲に顕著にあらわれている。通常ロン・ウッドがキースの曲に味付けをする役目をするのだが、ロン・ウッドの代わりにミックが『This Place Is Empty』でスライド・ギターを弾いている。ミックと対等にキースのギターがヴォーカルのように歌い続ける『Oh No ,Not You Again』というストーンズ得意パターンのサウンドもこのアルバムに収録されているが、それと対照的に逆にキースヴォーカルのラストの曲『Infamy』でキースのヴォーカルと対等にミックのブルースハープが歌い続ける。これほどまでにキースのヴォーカル曲にミックが協力するのは『Happy』以来ではないだろうか。

最初はこのアルバムは前作と同じくミックとキースが2手に分かれてミックの新し物好きのテクノロジーサウンドが主体的となるか、もう少しバラードや長めの曲で大げさに構成された晩年のロックバンドのようなサウンドになるかのいづれかだと思っていた。しかし、そんな予想を大きくいい方向に裏切られた。かなりタイトでかっこいいロックアルバムである。60年代後半~70年代前半の黄金期と比較するのは時代背景が違うのでナンセンスであるが、それらのアルバムとはまた、一味違うが肩を並べる位、かっこいいアルバムとなっている。

キース・リチャーズが昔ある雑誌のインタヴューの中で「俺たちのアルバムは何故か発売してから数年経ってから価値が認められる」というような意味の発言があった。確かにそういった傾向があって『Bridges To Babylon』なんかは実は最初聞いた時は流行のテクノロジーを追い過ぎていて敬遠していたが、後年傑作だと感じる事ようになってきた。しかし、このアルバムは聴いてすぐから傑作と感じられた。聴いてすぐにいいアルバムというのはすぐに飽きるものではあるが、ストーンズは一度はまると飽きることはない

何かだらだらと書いてしまっているが、とにかくこのアルバムはいいアルバムである。最後に敢えて、日本語の曲タイトルを紹介しているが、日本独自の曲タイトルがつくのも久しぶりで面白いしなつかしい。2曲目の『スローで行こう』なんて、オープニングのドラミングが『ワイルドで行こう』を想起するところからつけられたと思われる安易なタイトルで、それがなんかいいんだよね。日本は最近少なくなったが日本独自のタイトルをつける風習があったのだから続けてほしい。

しつこいようだが本当にいいアルバムである。3の『It Won't Take Long』のキース独特のギター音のルーズだけどタイトなオープニングやミュージックビデオやコンサートでしつこく俺がギターを弾いているんだとミックがアピールしてくる4の『Rain Fall Down』、超お気に入りのラブバラード『Streets Of Love』などなど本当は一曲一曲解説したい所だが、とにかくいいってことを言い続けるだけなのでこの辺でやめておく。ミックとキースがどっぷりと組むとこんないいサウンドが生まれるんだということを改めて知らされた。ファンはいつも仲が悪いのではないかと心配するが40年以上も連れ添って一緒に仕事をしている。60を超えても定年退職せず一緒の仲間で仕事をする。自分に置き換えてみてありえるだろうか。今の職場の人とそんなに長期に渡ってイガミ合わずに仕事を続けることができるだろうか。今の時代、夫婦だって結婚後一週間もたたないうちに別れるケースが多いというのに・・・。その事実だけでも奇跡だ。

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The Conffesions Tour

DVDレビュー

  • Music Artist : Madonna
  • Released : January,2007 
  • Exective Producer: Madonna・・・

マドンナ コンフェッションズ・ツアー・ライヴ

1. "Future Lovers/I Feel Love"
2. "Get Together"
3. "Like A Virgin"
4. "Jump"
5. "Confessions"
6. "Live to Tell"
7. "Forbidden Love"
8. ."Isaac"
9. "Sorry"
10. ."Like It Or Not"
11. "Sorry (Remix)"
12. "I Love New York"
13. "Ray of Light"
14. "Let It Will Be"
15. "Drowned World/Substitute For Love"
16. "Paradise (Not For Me)"
17. "Music Inferno"
18. ."Erotica"
19. ."La Isla Bonita"
20. "Lucky Star"
21. "Hung Up"

このライブが行われた時マドンナは48歳。驚異的である。体力もさることながら、サービス精神の素晴らしさ。一流のエンターティナーである。十字架に磔となったキリストを演じたことで話題にもなっているが、このライブは必ず音楽史に残るであろう。このライブの時観衆の誰もが「Hung Up」を一番聴きたかったであるにちがいないが、それを見越したかのように最後の最後まで演奏しない。その効果が観客の期待と興奮を最後まで持続させる。そして、ラス前の「Lucky Star」で「Hung Up」のイントロを散りばめながら観客をヒート・アップさせ、焦らしに焦らした後、最後の最後で「Hung Up」。尻肉がはみだすほどのピチピチの紫のレオタードに紫のジャケット。サングラスにハイソックスにハイヒール。こんなコントのようなありえない組み合わせの衣装をエロティックに感じさせるのはマドンナをおいて他にはいないであろうし、こんな衣装を着る勇気は誰もないであろう。しかも、48歳である。しかも、48歳のこの時期がキャリアの中でも一番SEXYにさえ感じる。肉体美と長時間に渡るライブをこなす体力、これらを維持するためのたゆまぬ努力に対して敬意を表さずにはいられない。この点はブリトニー・スピアーズとは大きく違う。とにかく多くの衣装チェンジと舞台演出、どれをとっても十分に楽しませてくれる。

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Sam's Town

ジャケットアート

  • Music Artist : Killers
  • Released : October,2006
  • Cover Artist : Andy West/Anton Corbijn/Kristen Yiengst/Doug Joswick

Sam's Town

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1. Sam's Town
2. Enterlude
3. When You Were Young
4. Bling (Confession of a King)
5. For Reasons Unknown
6. Read My Mind
7. Uncle Jonny
8. Bones
9. My List
10. This River Is Wild
11. Why Do I Keep Counting?
12. Exitlude

なんかいいんだよね。こいつら。決してロックファンど真ん中のサウンドではないんだけど聞けば聞くほどはまっちゃうんだよね。ジャケットもなんとなく惹かれるんだよね。表ジャケットは前作の方が好きなんだけどインナーが最高だね。最後は空飛んじゃってるもん。ひげの生やし方もいいね。なんかいいな。こいつら。

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Trees Outside The Academy

ジャケットアート

  • Music Artist : Thurston Moore
  • Released : June,1973
  • Cover Artist : Rodger Bridges/Andrew Kesin/Harold Paris

Trees Outside the Academy

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1. Frozen Gtr
2. Shape Is in a Trance
3. Honest James
4. Silver>Blue
5. Fri/End
6. American Coffin
7. Wonderful Witches + Language Meanies
8. Off Work
9. Never Day
10. Free Noise Among Friends
11. Trees Outside the Academy
12. Thurston @13

まず、メインのジャケットはRodger Bridgesという人の1988年のソニック・ユースのライブ写真を引用。パッと見、かっこいいんだがいざ手にしてよく見てみるとサーストン・ムーアの表情が少し気味悪かったりするから遠めで見よう。次にそのジャケットを開けるとAndrew Kesinなる人が写した鮮やかな森林と草原の写真が目をひく。インナーのブックレットの光に溶け込んだサーストン・ムーアの写真も同じ人の手によるもの。そのブックレットの中身はサーストン・ムーアーの若かりし頃の様々な写真集になっていて、ブックレットの裏表紙にはパティ・スミスのファーストにしてパンクロック史にも燦然と輝く『Horses』を抱えた若かりし頃のサーストン・ムーアのHarold Parisの手による写真。モノクロの写真のジャケットを開くと鮮やかな森林というコントラストがたまらなくセンスがいい。また、インナーの裏表紙のパティ・スミスのアルバムを抱えた写真がこのアルバムの全てを説明しているかのように感じさせるのも秀逸な演出ではないだろうか。

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6曲目 IF YOU WANT ME TO STAY

Sly & The Family Stone

  • Included Album : Fresh
  • Released : June,1973
  • Composer : Sylvester "Sly Stone"Stewart

Fresh

「アチョー!!」このからみついてくるリズムがたまんないぜ。

身体の芯を震わせてくるぜ。

前作『暴動』でターニングポイントを迎えてからこの地を這うようなリズムが特徴となってきた。

そのリズムが最高に身体を揺さぶってくれるんだ。

病みつきになるぜ。

ミック・ジャガーも大好きだって言ってたな。

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5曲目 JUMPIN'JACK FLASH

Rolling Stones

  • Included Album : Forty Licks
  • Released : September,2002
  • Composer : Mick Jagger/Keith Richards

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私の中で古今東西一番好きで一番ロックしていると思う曲。

オープニング、コードストロークと泥臭いベース音がからみつき、次の瞬間キース・リチャーズのローリング・ストーンズらしいギターフレーズ”ジャガジャーン”。

コンサートではこれに合わせて稲光のように飛び跳ねるミック・ジャガー。

これで完全にノックアウトされました。

どうでもいい歌詞も最高にいい。

ウーピー・ゴールドバーグも歌詞の意味がさっぱり分からないって言っていましたね。

音を荒くするために、古い録音テープで録音して、しかもそのテープに傷までつける念のいれよう。

収録予定のアルバムがトイレの落書きジャケットで使用許可がおりず、せっかく完成した自身作なのにお披露目ができないために、アルバムとは別にシングルのみで発売された。

この曲がストーンズの最高傑作と呼ばれる収録予定のアルバム『Beggars Banquet 』に収録されていたら、どれほどのアルバムになっていたのだろう。

こんなエピソードはどうでもいいですね。

とにもかくにも史上最高のロックを是非、死ぬまでに一度は聴いてみてください。

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4曲目 CIGARETTES & ALCOHOL

Oasis

  • Included Album : Definitely maybe
  • Released : August,1994
  • Composer : Noel Gallagher

Definitely Maybe

ノエル・ギャラガーはどうもミスター・ビーンに見えてしょうない。

でも、歌を書かせたら最高にかっこいい歌を作ってしまう。

この曲は初期オアシスの傑作の中の一つ。

といってもオアシスの傑作ってほとんど初期の頃のものが多いんですが・・・。

この曲はT.REXの「GET IT ON」をキャンバスに描いておいてその上にまったくかっこいいオリジナルを被せたっていうとノエルは怒るかもしれませんが、そのユーモアのセンスとリズムが聴いた後もしばらく楽しい気分にさせてくれます。

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3曲目 WHISKEY IN THE JAR

Metallica

  • Included Album : Garage Inc
  • Released : November,1998
  • Composer : Traditional

Garage Inc.

この曲はアイルランドから古くから伝わる陽気な民謡。

しかし、アイルランド出身のハードロッカーのシン・リジィが演った曲ということで有名になっています。

もちろん、メタリカも陽気なアイルランド民謡じゃなくてヘヴィなシン・リジィヴァージョンのカヴァー。

メタリカらしくシン・リジィよりも重い音にしているが、その合間に流れるさわやかなメタリカのオリジナル曲ではあまり聴くことができないギターソロが妙にマッチしてかっこいい。

私はメタリカの中で、ヘヴィメタルなメタリカとしては邪道なこのメロディアスな曲が一番好きになってしまいました。

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2曲目 LOVE RESCUE ME

U2

  • Included Album : RATTLE AND HUM
  • Released : 1988
  • Composer : Bono/Bob Dylan

魂の叫び

この頃のU2は前作「ヨシュア・トゥリー」が全世界で売れまくってロック界のスーパースターの仲間入りを果たし天狗になっていたような気がする。

このアルバムはその時期のツアーの模様を映画化したサントラであるが、自分たちこそロックの王道であるといわんばかりの内容だ。

ビートルズやローリング・ストーンズ(アルバムでは未収録)、ジミ・ヘンドリックスといったロックレジェンドの素材を当たり前のように使い、BBキングとの競演も果たす。

今回紹介するこの曲はなんとボブ・ディランとの競作。

しかもバッキングヴォーカルもボブ・ディランに歌わしている。

内容は味わい深いバラードなんだが、サビの部分でボノよりも若い声でヴォーカルを被せるボブ・ディランの方に間違いなくしびれてしまう。

U2が嫌いってわけじゃないからね。

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1曲目 QUE SERA,SERA(WHATEVER WILL BE,WILL BE)

Sly & The Family Stone

  • Included Album : Anthology
  • Released : 1981
  • Composer : Ray Evans/Jay Livingstone

アンソロジー

ケセラセラとはスペイン語で「なるようになる」という意味。

ヒッチコック監督の「知りすぎていた男」でドリス・デイが高らかに歌っていた事で有名。

この歌をスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン流にソウルフルにアレンジしている。

ゆったりと歌い上げた歌声が心に深くしみこんでくる。

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